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【介護保険最新情報 Vol.1539】介護保険資格確認WEBサービスのAPI標準仕様書を公開

厚生労働省は、「介護保険資格確認等WEBサービスとの連携におけるAPI標準仕様書(第1.0版)」の公開を案内しました。 今後のケアプランデータ連携では、対応する介護ソフトの仕様が重要になります。CARELAYでも、業務支援ツール集「CARELAYタウン」での対応を検討していく予定です。
はじめに
2026年8月31日、厚生労働省は「介護保険最新情報 Vol.1539」を公表しました。
今回の内容は、
「介護保険資格確認等WEBサービスとの連携におけるAPI標準仕様書(第1.0版)」の公開について
です。
2026年5月27日に暫定版が公開されていましたが、今回、確定版となる第1.0版が国民健康保険中央会によって策定され、WAM NETで公開されました。
API標準仕様書とは?
APIとは、システムやアプリケーション同士で情報やデータをやり取りするための仕組みです。
今回公開された仕様書は、介護保険資格確認等WEBサービスと介護ソフトなどを連携させるための共通ルールを定めたものです。
そのため今回の通知は、一般の介護事業所が直接システム開発を行うためのものというより、主に介護ソフトベンダーやシステム開発事業者が今後対応していくための技術仕様と考えるとわかりやすいでしょう。
暫定版から正式な「第1.0版」へ
厚生労働省は2026年5月27日の通知で、API標準仕様書の暫定版を公開し、確定版については夏頃を目途に改めて公表するとしていました。
今回、その確定版として「第1.0版」が正式に公開されました。
厚生労働省からも、介護ソフトベンダーに対し、このAPI仕様書に基づいた介護ソフトの改修を検討するよう求めています。
仕様書本体はWAM NETで公開
今回の介護保険最新情報 Vol.1539は、仕様書そのものではなく、仕様書が公開されたことを案内する通知です。
実際の
「介護保険資格確認等WEBサービスとの連携におけるAPI標準仕様書(第1.0版)」
は、WAM NETで公開されています。
技術的な詳細や実装内容を確認したい介護ソフトベンダー、システム開発事業者などは、こちらの仕様書本体を確認する必要があります。
▶ WAM NET
https://www.wam.go.jp/gyoseiShiryou/detail?gno=22773&ct=020050030
ケアプランデータ連携標準仕様も関連
今回の通知では、現行のケアプランデータ連携システムで使用されている「ケアプランデータ連携標準仕様」についても触れられています。
この標準仕様は、今回公開されたAPI標準仕様書の別紙として示されます。
ケアプランデータ連携標準仕様の実装時期については、2027年3月下旬頃が予定されています。
移行後は対応ソフトでなければ利用できない
介護事業所にとって特に確認しておきたいのが、この点です。
ケアプランデータ連携システムが「介護保険資格確認等WEBサービス」へ移行した後は、
標準仕様第4.1版(現行仕様)または標準仕様第5.0版(新たな仕様)に対応する介護ソフト
からのみ、ケアプランデータ連携機能を利用できるとされています。
つまり、今後もケアプランデータ連携機能を利用する場合は、現在使用している介護ソフトが対応しているかどうかが重要になります。
介護事業所は今すぐ何をすればいい?
今回の通知だけを見れば、介護事業所側に新たな申請や届出を求める内容ではありません。
現時点では、
使用している介護ソフトが今後の標準仕様に対応する予定かどうか
を、必要に応じて確認しておく程度でよいでしょう。
特に現在ケアプランデータ連携システムを利用している事業所や、今後利用を検討している事業所は、ソフトベンダーからの案内を確認しておきたいところです。
CARELAYタウンでも対応を検討
CARELAYでは、介護・福祉事業所向けのさまざまなサービスをCARELAYエコシステムとして展開しています。
その中で、業務支援ツールを集約しているのが「CARELAYタウン」です。
今回公開されたAPI標準仕様についても、今後仕様書の内容や利用条件、接続方法などを確認したうえで、CARELAYタウンにおける対応を検討していく予定です。
介護情報の連携やケアプランデータ連携など、国が進める介護DXの仕組みとできるだけ整合性を取りながら、介護事業所の実務負担を減らせる機能につなげていきたいと考えています。
※具体的な対応機能や提供時期については、仕様の確認および今後の制度・システム運用状況を踏まえて決定します。
ベンダーテストも予定
今回のAPI標準仕様に関するベンダーテストについては、国民健康保険中央会のホームページなどから別途案内される予定です。
そのため、介護ソフト側の具体的な対応状況については、今後順次明らかになっていくと考えられます。
CARELAY編集部コメント
今回の通知は、一般の介護事業所にとってはかなり技術的な内容です。
「API標準仕様書」と言われても、
「結局、事業所には何が関係するの?」
と思う方も多いでしょう。
現時点ですぐに事業所が何かシステム対応をする必要はありません。
ただし、介護保険資格確認やケアプランデータ連携などの仕組みが今後統合・標準化されていけば、どの介護ソフトを使っているか、そのソフトが国の標準仕様に対応しているかが、これまで以上に重要になっていきます。
介護DXは、新しいサービスを次々に増やすだけでは意味がありません。
現場で使っているシステム同士がつながり、同じ情報を何度も入力したり、紙やFAXでやり取りしたりする作業を減らしてこそ、本当の意味での業務効率化につながります。
CARELAYとしても、国が公開する標準仕様を確認しながら、介護事業所にとって実際に役立つ形でCARELAYタウンの機能に取り入れられないか検討していきます。
参考資料
介護保険最新情報 Vol.1539
「介護保険資格確認等WEBサービスとの連携におけるAPI標準仕様書(第1.0版)」の公開について
厚生労働省 老健局
老人保健課・介護保険計画課・高齢者支援課・認知症施策・地域介護推進課
2026年8月31日
▶ 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/001744369.pdf
▶ API標準仕様書(第1.0版)|WAM NET
https://www.wam.go.jp/gyoseiShiryou/detail?gno=22773&ct=020050030
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